本日も虐待に関するニュースが報道されてました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000059-mai-soci
場当たり的な対応はして欲しくない、と思いました。
虐待とは関係ありませんが、報道されたニュースの内容から
推測される課題に対して場当たり的な対応をしたのでは仕方ないと
思ったニュースがもうひとつ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000000-san-pol
この2つの報道されたことについて望むことは、原因は何なのか?
について検討し尽す事。採り上げられた課題、問題の発生した直接の
原因だけではなく、課題、問題の根本に目を向けて対策を立てないと
また同じことが繰り返される危険性もあると思うためです。
採用の支援をしていても原因を突き止めるまで検討をしないと、と
と思うこともあります。
その一例として、あるセミナーでお聴きした内容を紹介いたします。
ある企業で障がいのある方を採用したが、その方が発端で
問題を起こし、従業員の方々へ多大な迷惑をかけてしまったという
大きな問題が発生したことがあったそうです。この件以来、
その企業は障がいのある方を採用するのは怖くなっている、という件。
確かに、新たな方を採用してもまた同じような問題が発生しないか、
といったら人なのでゼロ、とはいえません。しかし、レアケースだったかも
しれない、ということも考えられるのではないでしょうか?
(その後障がいのある方を採用していないのであれば、レアケース
だったのかも実際にはわからないはずですし、他の企業では障がいの
ある方が活躍している事例が多くあるのも事実ですし)
そのため、どうして問題が発生したのか?(入社した障がいの
ある方に問題があったのか、それとも受け入れ側の体制を
整えきれなかったのか)などなど、問題が発生したときに、発生した
問題だけに注視してしまった結果、検討自体を中途半端で
止めてしまったために、現在の状況が生まれたのでは
ないかと思います。
また、見落としがちな事実として問題が発生した状況、背景は
変化する、っていうこと。
今回挙げた例でいえば、状況、環境も変わる可能性がある
(障がい者雇用の件であれば、自立支援法の改正やその他
障がいのある方に関係する法の変更など)ということ。
何が問題なのか、をつかむまで検討すること、常に柔軟な姿勢を
持つことが大切なのではないかと思います。
今回採り上げさせていただいた2つのニュースについても同様の
ことが言えると思いますので検討しつくして欲しい、と思いました。