こんにちは、障がい者雇用支援事業部の林です。
つい先日読み終えた本をご紹介します。
『夜明け前』(全4巻) 島崎藤村作
幕末~明治維新までを生きた1人の男の人生を描いた、知るひとぞ知る?藤村晩年の大作です。
林は文芸学専攻で近代文学を勉強して、卒業論文を島崎藤村の代表作『破戒』などに言及して書いたにも関わらず、こちらを読まないまま卒業してしまったという体たらくぶりです。
(夏目漱石の『坊ちゃん』で卒論を書いた人が『こころ』を読んでないようなものなのです。お恥ずかしい。。。)
唯でさえ長い(文庫で全4冊)なうえに、最終巻の半分くらいまでは歴史描写が大半を占める内容でありまして、世界史選択の私にはちんぷんかんぷんだった訳です。(言い訳)
淡々と話が進んでいく中で何度も挫折しそうになりましたが、いわば義務感で読みつづけました。
帰りの電車の中でちまちま読んでいたので数ヶ月を要しました。
しかし、何はともあれ読み終わった訳です。
私の中で「いい本だったかどうか」の判断基準の1つとして“泣けたか”というのがあります。
涙を流す程心を動かされた本を読んだ後の自分には、必ず何らかの変化があるからです。
最終巻の半分以降。。。。
泣きながら読みました。
とても良い本でした。
皆さんも、機会があれば是非。
◇◆障がい者雇用支援部では新卒の方をまだまだ大募集しています。
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